書評『MEDIA MAKERS 社会が動く”影響力”の正体』(田端信太郎)がめっちゃ勉強になる

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MEDIA MAKERS 社会が動く”影響力”の正体
ネット界隈では話題になっている『MEDIA MAKERS 社会が動く”影響力”の正体』がkindleストアでもリリースされていたので、早速読みました。

なんというか参考になる点が多すぎて、いつもより多くのメモを残しました。ビジネスパーソンも個人ブロガーも読んだ方がいいですねこれ。

田端信太郎氏とは?


MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体
田端信太郎
宣伝会議
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『MEDIA MAKERS 社会が動く”影響力”の正体』の著者である田端信太郎氏の経歴です。

リクルートでR25立ち上げ、ライブドアでメディア事業部長をつとめ、コンデナスト・デジタルにてVOGUEやGQ、WIREDのネット事業開発&iPad版の立ち上げを担当。今は、NHN JapanでLINEやNAVERまとめ、livedoorの広告マネタイズを統括してます。


と日本の影響力あるメディアにずっと携わている方です。僕が頭の中でぼやーと抽象的に考えてた事が、本書ではズバリと文章に落とし込まれていて「なるほど、なるほど」と頷きながら読み進めていました。

メディアとは?


メディアの条件としては受け手が居る事です。受け手を無視したメディアはメディアではありません。

コミュニケーションにおいては、「いいね!」や「ウンウン」と読者をうなずかせる、あるいは「何だ、これは!」でも構いませんが、受け手に何らかの印象を残し、心理的に、あるいは行動として反応がなされることが、その存在基盤となります。コミュニケーションにおいては、受け手、読者、視聴者、ユーザーこそが王様なのです。p250『MEDIA MAKERS 社会が動く”影響力”の正体』


8年間の間でネット上に流れる情報量は71倍に増えているそうです。情報量は爆発的に増えているのに、読者・ユーザーが情報を受け取れる量は同じ8年間でたった2.5倍しか上昇してません。

これがどういう事かわかりますかね?ユーザー・読者の事を考えて情報を発信しないと、結局誰にも読まれずに自己満足の情報発信で終わってしまいます。個人で趣味でやってるなら良いかもしれなしですけど、それこそプロブロガーやメディアはそんな事ではご飯が食べていけません。

メディアとは読者が居て初めて成り立ちますとの事です。これは納得いきますよね。

間違っても直せばいいは自殺行為


正直、僕も目の前のPV欲しさに事実を確認しないで、記事にしてしまった事があります。ただもしこの記事に誤りがあったとしたら、どうでしょう?信頼の失墜に繋がり、もう2度と読者が戻ってこない確率があります。

目先の物(例えばコンバージョンいくら?、クリック単価いくら?)にこだわりすぎると、自分のメディア僕の場合はこのブログですけど、ブランドの価値が下がります。一度失った信用を取り戻すのは本当に難しいです。

『MEDIA MAKERS 社会が動く”影響力”の正体』では再三にわたって、日経新聞、東スポそしてファイナルタイムスのブランディングの話が出てきますが、ここは本当に参考になります。もっと自分のブログにも応用できるなと思いました。


コンテンツを軸にメディアを読み解く


ストック型・フロー型


ストック型

時間が経過しても検索されて、いつまでも読まれる記事 Wikipediaが良い例です。
僕もLast Day.jpではここ1年はストック型の記事を増やすように心がけてきました。

※ストック型のコンテンツはSEOを意識せよ!p635『MEDIA MAKERS 社会が動く”影響力”の正体』


フロー型

時間が立つと読まれなくなるもの。ただ速報性があるので、爆発的なアクセスがある場合もあります。
ニュース速報が例。


ストック型・フロー型どちらが良いという訳ではありません。これら2つがある事を意識して、両方上手くシチュエーションによって使い分ける事ができることが重要です。

僕も速報記事とストック型の記事(何かの解決法)を意識的に使い分けるようにしています。もう1つは長文記事と短い記事。

メディアにおいても緩急をつける事が読者を飽きさせないコツかもしれません。

参加性と権威性


2つの違いは総責任者が誰になるか、コントロールという概念です。

参加性

参加性の代表となるのが「食べログ」です。食べログは実際にレストランに行った一般のユーザー自身でお店の評価をします。
飲食業において口コミの強さに勝るものはありますせん。

万が一誰かが「食べログ」を見て、おいしいと評判のレストランに行って、実際には全く美味しくない場合は誰の責任になるでしょう?「食べログ」ではないですよね

運営者に内容のコントロール権がありません。これが参加性の特徴です。

権威性

対する権威性ですが、例えば「ミシュラン」がこれに当たります。由緒あるミシュラン・ガイドです。洗練された1流のスタッフによるシビアな評価。

ミシュランに載ったレストランなら信頼度は高いですよね。この場合内容のコントロール権はすべてミシュランにありますが、万が一ミシュランを見てきたレストランの味がおしくなければミシュランにクレームが行きます。

全ての責任をミシュランが追うわけです。

リニアとノンリニア


リニア

映画館で見る映画や長編小説がこれにあたります。頭から最後までユーザーをコントロールできるのがリニアです。


ノンリニア

反対にノンリニアはブログがこれにあたります。トップページから最初から最後までの記事を読む人は居ないですよね。自分の好きな情報だけにアクセスして、読んだらページを離脱するのが普通です。

ここで如何に読者を楽しませるかが、メディア・ブログを運営するポイントではないでしょうか?

時代は常に変わっている


もちろんブログ運営においてコンテンツは大切ですけど、時と共に情報の形も流動的に変わっているのに昔と同じような情報発信・内容構成では情報が読者の元に届いてくれません。

女性が憧れるバッグ・エルメスも昔は今のようなブランドではありませんでした。元々はヨーロッパの富裕層向けの馬具メーカーでした。しかし、これからは馬車が減り車社会になる事に備え旅行革製品を制作することにシフトしてこれが大成功する訳です。

時代の流れに適応した良い例ですよね。メディア、ブログにも全く同じ事が言えると思います。常に時代の流れに合わせたコンテンツ作りが大切です。

これは僕が尊敬するブルース・リーが言ってる事にも凄く近いですね。

さいごに


MEDIA MAKERS 社会が動く”影響力”の正体』これ本当におすすめです。読了後色々ブログについて、もう一度良く考える良いきっかけるになりました。

Kindle版もあります↓

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またよし れい

執筆者:またよし れい

1983年、東京都葛飾区生まれ。アメリカのカレッジを卒業後独立。

2010年よりブログを立ち上げ、現在はブログ発信を中心に世界を旅しながら仕事をしている。

著書に『C言語すら知らなかった私がたった2か月でiPhoneアプリをリリースするためにやったこと』、『Facebookコミュニティ成功の法則』などがある。

これから起こる事を予想できる人間は居ません。唯一わかっているのは、人間は誰でも必ず死ぬという事だけです。僕は何度も言っていますが、「今」を楽しめない人は、この先の人生も楽しめないと思います。人生は「今」の連続で、その延長線上に未来はあるのです。過去に嫌な思い出があっても、「今」を楽しく生きる事で、過去の事実は変えられなくとも、過去の意味は変わってくるんではないでしょうか?

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