マンゴーの歴史(世界史)

DSC2493 NEF  1

先日沖縄で知人がやっているマンゴー畑を見学に行ってきました。マンゴーを食べた事は何度もあるのですが、実際に育てている様子を見るのは初めてした。

日本国内では1番の生産量を誇る沖縄のマンゴーですが、最近は宮崎のマンゴーにお株を奪われている状態です。僕は沖縄で会社をやっているので、もっともっと沖縄の美味しいマンゴーを広めたいです。

という事で、まずはマンゴーの事をもっと知るために「マンゴーの歴史」を調べてみました。

マンゴーと世界史


インド・ムガル帝国がルーツ?


マンゴーについて記された文献(サンスクリット語)によると、4,000年前からインドでマンゴーが栽培されていたという情報が残っています。

400年前には具体的にマンゴー栽培をしていた記録が残ってるようで、16世紀-ちょうどインドが都をデリーからアグラに遷都した「ムガル帝国」の時代です。

アグラといえば、5代目の王様シャー・ジャハーンが妻であるムムターズ・マハルのために建設した世界一美しいお墓「タージ・マハル」があまりにも有名です。


Taj
シャー・ジャハーンの祖父である「アクバル帝」が、インド東部のダルバンガに10万本のマンゴーを栽培させた記録が残っているそうです。シャー・ジャハーンもタージ・マハルを観ながら、マンゴーを食べていたのかと思うと何だか感慨深いです。

※ミャンマー、タイ、マレー半島にかけての地域が、マンゴー発祥の地という説もあり。

大航海時代に世界に広まる



15世紀は「大航海時代」と呼ばれ、ヨーロッパから沢山の探検家が新大陸発見の船旅に出ました。コロンブスやヴァスコ・ダ・ガマの名前は皆さんも一度は耳にした事があると思います。

ヴァスコ・ダ・ガマは、ヨーロッパからアフリカ南岸を経てインドへ航海した記録に残る最初のヨーロッパ人です。インドでは沢山の胡椒が採れます。胡椒は肉やソーセージの臭みを消すために、ヨーロッパでは必需品とされていました。昔はインドからイスラム商人が胡椒を買い付けて、その胡椒をヨーロッパ人に売っていたので、胡椒は高級品でした。

しかし、ヴァスコ・ダ・ガマがインドに直接行けるようになると、胡椒を直接インド人から買う事が出来るようになりました。当然インドで胡椒はを入手し、ヨーロッパに帰れば大金持ちになるわけです。そこで沢山のヨーロッパ人たちがインドを目指すようになりました。

16世紀にポルトガル人がインド洋の島々とアフリカの海洋部にマンゴーを持ち込んでいます。台湾には、1561年頃にオランダ人がマンゴーを持ち込んだ記録が残っています。

マンゴー―完熟果栽培の実際 (新特産シリーズ)』P37より

その後ブラジル、メキシコ、ハワイ、オーストラリアとマンゴーは世界中に持ち込まれていきます。

国産マンゴーの始まりは沖縄


時代はさらに進み明治時代(1897年)になり、沖縄県でマンゴー栽培がされていた(導入はもう少し前でしょう)という記録が残っています。また昭和初期に台湾から沖縄に移住した方が、台湾からマンゴーを持込、沖縄県内に植えた事があり、その大木は今でも沖縄県内に点在しているそうです。

その後、鹿児島県や宮崎県など九州を中心にマンゴー栽培は広まり、今では和歌山県や静岡県、さらには北海道でもマンゴーの栽培が行われています。

4,000年以上前からあったマンゴーが日本で栽培されるようになったのは、長い歴史軸でみるとごく最近なんですね。


参考図書


またよし れい

執筆者:またよし れい

1983年、東京都葛飾区生まれ。アメリカのカレッジを卒業後独立。

2010年よりブログを立ち上げ、現在はブログ発信を中心に世界を旅しながら仕事をしている。

著書に『C言語すら知らなかった私がたった2か月でiPhoneアプリをリリースするためにやったこと』、『Facebookコミュニティ成功の法則』などがある。

詳しいプロフィールはこちら>>>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。