意外と知られていないのですが、英語にも丁寧語は存在します。
初めて会った人や、お客さん、目上の人と話す時は、英語も日本語と同様に丁寧語を使います。
Can you〜? Will you〜? Could you〜?とか皆さん1度は聞いた事があるでしょう。今日は丁寧語の説明と、丁寧語を使う時に何故文章が過去形になるのかを解説します。
人にお願いする丁寧語
↓下に行くほど、丁寧になります。他にも色々表現方法はあるのですが、良く使うものを、まとめておきました。
①Shut the door.
(ドアを閉めろ。)
②Will you shut the door?
(ドアを閉めてよ。)
③Can you shut the door?
(ドアを閉めてくれますか?)
④Would you shut the door?
(ドアを閉めて頂けますか?)
⑤Could you shut the door?
(ドアを閉めて頂けますでしょうか?)
⑥I wonder if you could shut the door.
(もし窓を閉めて頂けたらと、思いますが・・)
shut the doorの部分を変えれば、応用する事ができますね。
日常生活で、よく使いますので覚えておきましょう。
①、②は依頼ではなく、命令文になります。
許可を求める丁寧語
↓下に行くほど丁寧になります。許可を求める時に使える丁寧です。
⑧Can I go to the bathroom?
(トイレ行ってきていいー?)
⑨May I go to the bathroom?
(トイレに行っても良いでしょうか?)
⑩Is it possible if I go to the bathroom?
(できたら、トイレに行かせて頂きたいのですが?)
⑪Do you mind if I go to the bathroom?
(トイレに行ってもよろしいでしょうか?:直訳→私がトイレに行く事を、気にしますか?)
⑫Would you mind if went to the bathroom?
(トイレに行ってもよろしいでしょうか?:直訳→私がトイレに行く事を、気にしますか?)
なんで丁寧語は過去形になるの?
英語では、丁寧なモノの言い方をする時に、Could you〜やWould youのように、しばし過去形になってます。
CouldはCanの過去形。WouldはWillの過去形。現在の事を言っているのに、何で過去形になるのでしょうか?
上の例でいうと、Would you shut the door?、Could you shut the door?、Would you mind shutting the door?
Would you mind if I went to the bathroom?ですね。
英語では、「時間差」を与える事で、丁寧語にする事ができます。
上記で書いたように、現在の事をお願いするのに、わざわざ過去形にする事によって、丁寧語にしているという訳です。
「過去形にするくらい、あり得ないお願いだけど、いかがですか?」的な感じです。
日本語でも、「もしできたら〜お願いできますでしょうか?」というように、できたら←を過去形してお願いする時ありますよね。
同じような感覚です。
Could you とWould you の違いについて参考になる記事ありました。
▼「could you」と「would you」は本当は違う | オンライン英会話ガイド
さいごに
いかがだったでしょうか?英語にも丁寧語がある事がわかったと思います。
英語では、「時間差」で丁寧語にする。面白いですよね。
皆さんも丁寧にお願いしてみましょう。
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⑫、主語いらないんでしょうか?
@mu すみません。いります!修正致しました!