[タイ] バンコクの偽警官

タイ 犯罪

こんにちは!タイが大好き@kun_maaです。普段は「[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)」でブログを書いてます。この度寄稿させて頂く事になりました。

タイというと仏教国、微笑みの国として有名で多くの日本人観光客が訪れる国です。
とても安全なイメージがありますが、意外と知られていないのが犯罪率の高さです。

犯罪率の高さ

外務省の「タイでの安全のしおり<平成23年度版>」によると、2010年の殺人事件(未遂を含む)の発生件数は8,932件、強盗の発生件数が758件、強姦事件の発生件数が4,255件となっており、日本に比べて数倍から10数倍の発生率です。

また、銃器・薬物もかなり出回っていて銃器不法所持検挙者数は22,973人、薬物犯罪検挙者数は281,740人となっています(あくまでも検挙者数です)。

日本人が被害に遭うケースも多く、被害例としてはスリ、置き引き、ホテル荒らし、睡眠薬強盗、偽ガイド、偽警官や偽観光客による詐欺、いかさま賭博、宝石・洋服のキャッチセールスなど多岐にわたっています。

かく言う僕も、初めてタイを訪れたときに観光客を装った詐欺師に騙されて、財布を抜き取られ、一文無しになったことがあります。

そんな僕もその後数カ国を旅し、タイにも10数回訪れるうちにたくましくなったものです。最近ではその手の輩に声をかけられることもなくなりました。

でも、ちょっとした隙を見せると奴らはすぐに近づいてきます。

これは、前回バンコクを訪れた時のお話です。

ワット・イントラウィハーン

トゥクトゥク

有名な観光地である王宮付近から、ワット・イントラウィハーンというお寺に行こうとした時のことです。

路上で客待ちをしているトゥクトゥク(バンコクで昔からある三輪タクシーでメーターはなく値段は交渉制)の運転手に声をかけました。

「イントラウィハーン」という発音がちょっと難しくて、運転手に通じていないようだったので「地球の歩き方」を取り出し、寺の写真を見せようとしました。

「地球の歩き方」を見た途端に、運転手が近くにいた男に声をかけました。

声をかけられた男は僕のほうに近づいてくると・・

<男>「英語は話せますか?」

<僕>「話せるよ」

<男>「ワット・イントラウィハーンに行きたいのですか?」

<僕>(なんで知ってんだよ・・)「そうだよ。トゥクトゥクで行こうと思ってる」

<男>「私がトゥクトゥクで行くとしたら、だいたい80バーツ(日本円で約208円2012/05/03現在のレート)で行けます。私はタイ人だからタイ人料金です」

<僕>(そんな高いわけねーだろ)「あんた誰?」

<男>「私は警察官です。」(胸のポケットからチラッとIDカードの端を見せてすぐしまう)

<僕>(ID見えねーし、服も普段着じゃん・・)「・・・」

<男>「今からイントラウィハーンに行きたいですか?」

<僕>(だからそう言ったじゃねーかよ)「うん」

<男>「残念です。午後3時までイントラウィハーンは昼休みで入れません」

<僕>(嘘つきめ)「そうなの?でも行きたいんだけど」

<男>「ワット・プラケオはもう見ましたか?」

<僕>「見たよ」(嘘)

<男>「ワット・ポーは?ボートトリップは行きましたか?」

<僕>「全部済んだよ」(嘘)

<男>「そうですか・・・あなたはタイ語が上手ですね。どこで習いましたか?タイにはお仕事できたのですか?」

<僕>「タイ語は日本で勉強した。遊びにきたんだよ」

<男>「あなたはこういうものを知っていますか?」(と言って、シャツの中からタイのお守りを出して見せる)

<僕>(Tシャツの下から超有名なお寺のお守りをおもむろに取り出し)「持ってるよ。シンブリーのワット・ピクントーンのだよ。」

<男>「・・・す、すばらしいね。・・ところで、私がどこか案内しようか。宝石は興味ある?」

<僕>「全く興味ないね。じゃあ歩いて行くから」

<男>「そうですか。気をつけてね」

こんなやり取りでした。

偽警官や偽ガイドを筆頭にして詐欺師どもにとってカモの目印は「地球の歩き方」です。あの特徴的な表紙が目印なんです。

よくバンコクの町中で「歩き方」を手にしてふらふら歩いている日本人を見ると、老婆心ながらドキドキします。

この時も「地球の歩き方」を出した途端にこうも露骨に現れると逆に笑っちゃいます。僕が最初に声をかけたトゥクトゥクの運転手も奴らの仲間で、カモが現れるのを待っていただけで最初から寺に行く気なんてなかったんです。

ちなみに、彼らと別れて直後に流しのメータータクシーを拾って、ワット・イントラウィハーンに行きましたが、エアコンがギンギンに効いた快適な状態で40バーツでした(トゥクトゥクにエアコンはありません)。

タクシーの運ちゃんに聞いたら、イントラウィハーンと難しいタイ語を言わなくてもワット・インで通じるそうです。

今回は、僕も1人で退屈だったし、奴らの手口は知っていたので会話を楽しむことができましたが、あまり相手にしないほうがいいでしょうね。

[まとめ]

⒈ バンコク(特に観光客が多い場所)を歩く時は「地球の歩き方」はしまっておきましょう。

⒉ 自分は警察官だ、政府機関の者だ、観光局の者だなどと言って近づいてくるタイ人は100%詐欺師なのでできるだけ相手にしないようにしましょう。

⒊ タイ人はプライドが高いので、たとえ詐欺師だとわかっても乱暴な言葉で侮辱するようなことは避けましょう。下手をするとボコボコにされるか殺されます。

⒋ 不幸にも詐欺師に捕まってしまった場合は、今回の僕のように最後までお話には付き合うけど一緒にはどこにも行かない、あるいは丁重にお断りする。または言葉がわからない振りをしてそそくさと逃げ出すようにしましょう。

⒌ 日本人が被害に合った事例等は外務省のHPに掲載されているので参考に見ておくのもいいでしょう。

では、悪い奴らに気をつけてよい旅を!

寄稿者のブログ:「[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)」

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またよし れい

執筆者:またよし れい

1983年、東京都葛飾区生まれ。アメリカのカレッジを卒業後独立。

2010年よりブログを立ち上げ、現在はブログ発信を中心に世界を旅しながら仕事をしている。

著書に『C言語すら知らなかった私がたった2か月でiPhoneアプリをリリースするためにやったこと』、『Facebookコミュニティ成功の法則』などがある。

これから起こる事を予想できる人間は居ません。唯一わかっているのは、人間は誰でも必ず死ぬという事だけです。僕は何度も言っていますが、「今」を楽しめない人は、この先の人生も楽しめないと思います。人生は「今」の連続で、その延長線上に未来はあるのです。過去に嫌な思い出があっても、「今」を楽しく生きる事で、過去の事実は変えられなくとも、過去の意味は変わってくるんではないでしょうか?

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